採用基準の決め方とは?重視すべきポイントや注意点

公開日:2025/11/06 最終更新日:2025/11/13
採用基準

採用基準は企業の採用活動において重要な要素のひとつであり、求める人物像にマッチする人材の効率的な確保に不可欠となります。今回は採用基準について、重要性やメリットのほか、基準を決める際のポイントや注意点などを詳しく解説します。企業の採用担当者や採用基準の設定に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

採用基準を設けるべき理由

採用基準は企業の採用活動で応募者の適性を評価・判断するために設定する指標です。採用活動を行うにあたって、採用基準の設定は非常に重要な要素です。ここでは、採用活動において採用基準を設けるべき理由について詳しく解説します。

明確な選考判断基準をつくるため

採用基準をつくっておけば、採用担当者の違いによる選考判断のばらつきを防ぐことが可能です。採用面接では短い時間の中で応募者の適性や価値観、性格などを見極めなければなりません。

注意深く面接を進めていても選考判断が主観的になる・偏りが生まれるといったケースは珍しくなく、経験豊富な面接官であっても必ずしも公正な評価ができるとは限りません。採用基準を設けておくことで、客観的な目線で応募者の能力や適性を評価できます。選考判断の属人化を防ぐ効果を得られるほか、応募者にとっても納得感のある公平な採用活動の実現にもつながります。

自社にマッチした人材を採用するため

採用活動において重要となるのは、自社の理念や業務内容、社風などにマッチした人材を見極めることです。応募者の経歴や能力がどれほど優れていても、自社に合った人材でなければ入社後のミスマッチで離職につながる可能性もあります。

そのため、応募者の経歴や能力そのものをチェックすることはもちろんですが、応募者の長所や強みが自社で活かされるかどうかについても冷静に判断しなければなりません。採用基準を明確にしておけば、自社に合った人材を客観的に見極めることが可能です。また、選考判断がスムーズになるため、余計な時間をかけることなく迅速に採用を進められるのも魅力です。

定着率をアップさせるため

採用基準に設定によって自社に合った人材を採用できれば、入社後のミスマッチによる早期退職を防いで定着率をアップさせることにもつながります。自社の社風や理念に合っている・自社で活躍できる人材を採用すると、入社後にも高いパフォーマンスを発揮してもらうことが可能です。

また、すぐに職場に馴染んでもらえるため、早期離職のリスクも低減します。採用した人材がしっかりと定着すれば新たに採用活動を行う必要もないため、採用コストを抑えられるのもメリットです。

採用基準を決めることで得られるメリット

企業の採用活動において採用基準を決めることにはさまざまなメリットがあります。ここでは、採用基準を決めることで得られるメリットについて詳しく解説します。

求める人物像が明確になる

採用活動において、求める人物像を明確化することが非常に重要な要素です。採用面接で応募者の能力や人柄などをチェックする際は、自社に合った人物であるかどうか、応募者の能力やスキルを自社でどのように活かせるかを考えなければなりません。あらかじめ採用基準を定めておけば選考判断の精度が高まるほか、現場で必要とされる人物像との乖離がなくなるため、入社後のミスマッチを防げます。

さらに、求める人物像が明確であることは、応募者側にとってもメリットとなります。採用情報に求める人物像を明記しておけば、企業側が何を求めているのか、自分が企業にマッチする人材であるかどうかを応募前に判断することが可能です。選考開始前の段階から相性のよい応募者が集まるため、採用活動がよりスムーズに進められるでしょう。

採用担当者の違いによる選考判断のばらつきがなくなる

採用面接や選考判断は、必ずしも同じ担当者が行うわけではありません。担当者ごとに主観的な判断で評価していると公正な判断が難しく、応募者に不公平感を与えてしまう恐れもあるでしょう。採用基準を決めておけば採用担当者ごとの判断の違いがなくなり、客観的な視点で選考を進めることが可能です。応募者側も納得感をもって選考結果を受け止められるでしょう。

スムーズ・効率的な採用活動を叶えられる

選考基準の設定は、選考業務の効率化や属人化防止にもつながります。企業の規模が大きい場合、採用担当者として複数人のスタッフが置かれていることも珍しくありません。スタッフの急な休みや担当者変更などがあった場合でも、選考基準が明確になっていればスムーズな引き継ぎが叶います。

また、採用基準は採用担当者のみでなく、現場や役員の意見も取り入れながら決定します。そのため、採用担当者の判断で面接を通過したものの役員目線のニーズに合わず最終面接で落ちてしまう・選考を通過して入社したものの現場に馴染めず早期退職してしまうといったケースを防止することも可能です。悪循環を避けて効率的な採用活動を実現できれば、採用コストのカットにもつながります。

自社に最適な採用手段を選定できる

企業が採用活動をする際は、転職エージェントや求人媒体などを活用して応募者にアピールすることが多いです。さいきんでは業種や業務内容、経験から対象者を絞った採用チャネルも少なくないため、自社のニーズに合った採用手段を選択することが求められます。

採用基準によって求める人物像が明確になれば自社に合った媒体・手段を見極めて利用できるため、応募者を多数獲得できたり、効率的に採用活動を進められたりするというメリットにつながるでしょう。

採用基準において企業が重視すべきポイント

採用基準をつくる際は、企業として重視すべきポイントをしっかりと把握しておくことが重要です。質の高い採用基準の設定は良質な人材の確保に直結するため、要点を押さえて採用基準を作成しましょう。ここでは、採用基準において重視すべきポイントについて詳しく解説します。

応募者の価値観や思想

応募者自身の価値観や思想は、自社の理念や社風にマッチする人材であるかどうかを判断するためにもっとも重要な要素です。たとえば、保守的で慎重派な人材はベンチャー企業には向かず、また、フラット志向な企業には序列を大切にする人材はミスマッチです。応募者の価値観や性格が自社にマッチしているかどうか、プラスの方向に活かせるかどうかをよく検討できるような採用基準を作りましょう。

応募者の経験・スキル

応募者の経験やスキルは客観的に判断しやすい項目であり、現場で即戦力として働けるかどうかをチェックするために重要な要素です。業務に活かせる資格・経験の有無はもちろん、コミュニケーション能力があるか、前職でどのようなことを成し遂げたかなどもチェックしましょう。

応募者の行動特性

採用基準を決定する際は、自社で安定的に成果を発揮するために求められる行動特性についても組み込むことが重要です。企業で高いパフォーマンスを発揮しているスタッフに共通する行動特性は、コンピテンシーと呼ばれます。コンピテンシーを基準のひとつとして採用活動を進めれば、社内で活躍できる人材を確保することが可能です。まずは優秀な自社スタッフのコンピテンシーを分析し、採用基準として反映しましょう。

採用基準を決める際の注意点

採用活動を始めるにあたって採用基準を設定する場合は、いくつかの注意点を押さえておくことも重要です。ここでは、採用基準を決める際の注意点について詳しく解説します。

人事・採用担当者以外の意見も反映する

企業が求める人物像は、どの立場から考えるかによっても大きく異なります。採用担当者のみで採用基準を決定してしまうと、いざ入社して現場で働く際に、求められる能力が備わっていないなどのミスマッチが起こる可能性もあるでしょう。また、最終面接を担当する役員目線での選考基準も考慮しなければなりません。採用担当者で意見を出しあうのはもちろん、現場スタッフと役員の意見もヒアリングしながら慎重に基準を決定しましょう。

経営方針を考慮する

採用基準を決める際は自社の現状と採用部署の現場の声を重視しがちですが、採用した人材が長期にわたって活躍するためには今後の人材戦略などを見据えることも大切です。経営方針や今後の経営戦略なども踏まえたうえ採用基準を決定し、自社の未来を任せられる人材を採用しましょう。

評価項目を具体的にする

評価項目が曖昧な採用基準はうまく機能せず、選考に活かすのが難しくなるため注意が必要です。たとえば、コミュニケーション能力が高い人という採用基準は抽象的であるため、何をもってコミュニケーション能力が高いと判断するかは採用担当者の主観により異なるでしょう。求める人物像にマッチした人材を採用するには、洞察力が高い・傾聴力が高い・共感力が高いといった具体的な判断基準を決めておくことが重要です。

目的に合わせて基準を設定する

当然ですが、採用基準はこれから始める採用活動の目的や採用したい人材に合わせて決定しなければなりません。人材を採用したい部署の違いはもちろん、新卒採用と中途採用でも基準は異なるでしょう。一度採用基準を設定したあとでも、目的に合わせてその都度基準を見直しましょう。

採用基準と同時に「不採用基準」も決めておこう

採用基準を決定する際は、同時に不採用基準についても考えるのがおすすめです。不採用基準を設定することで、能力不足や素行不良により企業に悪影響を与える人材の採用を回避できるほか、スタッフが問題社員の対応に追われるリスクも避けられます。具体的には、協調性やストレス耐性に問題がないかどうかや、経歴詐称の恐れがないかどうかなどをチェックできるような項目を設定しましょう。

まとめ

今回は採用活動における採用基準の設定について、採用基準を決めることの重要性やメリットのほか、重視すべきポイント、注意点などを解説しました。採用基準を設定することで、明確な基準に沿った選考判断で公平かつ客観的な目線での人材採用が叶います。採用担当者が変わっても大きく判断が異なる心配はなく、応募者側も納得感をもって結果を受け入れられるでしょう。また、効率的な採用活動の実施を実現できるうえ、入社後のミスマッチを防止して定着率アップも目指せます。採用基準をつくる際は応募者の価値観や経験・スキルのほか、行動特性についても判断できる項目を取り入れましょう。基準は採用担当者のみで決定せず、現場スタッフや役員の意見も反映するのがポイントです。企業の採用担当者は、ぜひ参考にしてください。

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対象範囲・新卒採用
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